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ガケ崩れ予測システム構築で産学共同研究!

当社が行っている崖崩壊予測システムの研究開発の記事が、IDECnowに掲載されました。

IDECnow (2005年1月 No.8)

今回は、当公社が主催する産学連携フォーラム「横浜リエゾンポート」の出会いから始まった
横浜国立大学の佐土原聡教授と(株)アカサカテック(加瀬順一社長)との「崖崩壊予測
システム研究会」をご紹介します。

●昨年10月の台風22号では横浜市内で55件のガケ崩れが発生、京浜急行もストップ
しました。

佐土原教授(以下S):日本は大雨や地震で災害をもたらすガケがたくさんあります。
緊急時に崩壊の危険度や被災区域(範囲)をリアルタイムで予測するシステムの開発が
求められています。今までの崩壊履歴や実態調査データは各行政機関に様々な形で
蓄積されています。それらを活用して統計的解析をするとともに、GIS(地理情報システム)
とか衛星画像とか新しいIT技術を利用して、また新規データの入力がさらに予測精度を
高めるようなシステムの研究を進めてきました。幸い、ソフト開発やGPS(全地球測位
システム)付きの携帯電話にノウハウを持っているアカサカテックとの共同研究体制が
とれましたので、客観的に簡便に判断のできる予測情報提供システムが作れるのでは
ないかと思っています。

●横浜リエゾンポートが出会いの場になったそうですね。
加瀬社長(以下K):先生は「GISを活用した都市環境計画」のなかで災害情報伝達手法
の開発やデータベース構築の発表をされておりまして、私たちのIT技術が役に立つと考え
ました。その後、公社の「産学連携スタートアップ助成」も活用して共同研究の準備を
始めました。

●研究開発の体制はどうなっていますか?
S:横浜国立大学の方では環境情報研究院の研究者が空間情報技術を駆使してガケ
崩壊の素因分析や予測手法の確立を目指しています。素因には高さ、勾配だとか、
土質、植生、湧水などがあります。非常時には降雨量(誘因)などを入力し、崩壊の
危険度を算出し、影響の範囲も算出できればと考えています。アカサカテックはデータの
入出力の方法や、データベース化、使いやすいシステムの設計を担当しています。
また、ガケの崩壊というテーマの性格から県、市関係部局のご協力が欠かせません。
情報提供やシステムの工夫で協力していただいています。今年度、国土交通省からも
電子国土社会における情報の有効利用の点が認められて、助成を受けることが
できました。

●システムが完成したときの使い方はどんなイメージですか?
S:普段はガケの管理に使います。現地で気がついた情報も携帯端末から入力できます。
また、非常時には客観できな判断結果に基づき、現地でも本部でも、リアルタイムで
情報を把握し、情報発信することができます。

●このシステムは将来、販売も考えていますか。

K:精度が高くて、使いやすいものができらば、防災や土砂関連業務に従事されている
行政、企業の方に採用してもらえると思います。

       
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財団法人 横浜産業振興公社
       

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