ミリ波レーダーモジュール


距離、速度、角度の高精度検知レーダー

ミリ波レーダーとは、対象物の距離や水平角度といった位置情報および相対速度を、波長の短い電波によって高精度に検知することができる小型のモジュールです。
天候耐性や高精度測距性に優れており、カメラやLiDARのようにセンシングを行う機器の一つとして広く活用され始めています。

特徴

  • 対象物間の距離、速度、角度の高精度検知
  • 天候等の環境変化に強い
  • 従来品よりも低コストを実現
  • 1個単位での提供が可能

ミリ波レーダーの強み

優れた環境耐性
ミリ波レーダーは雨や霧などの影響を受けづらく、かつ照度変化に関係なく対象物を検知することができます。

強い直進性
波長がmm単位となる30~300GHz帯の電波は、電波でありながらレーザーのような強い直進性があります。
カメラやレーザーとは異なり、雨や雪など視界不良な荒天時でも検出が可能です。

小型設計が可能
無線通信機における回路やアンテナの大きさは、使用する電波の波長に比例します。
波長の短いミリ波を用いることで、回路やアンテナモジュールを小型に設計できます。

広帯域幅による優れた分解能
77GHz および 79GHz帯のミリ波レーダーでは、同時に10個のオブジェクトが検知でき、物体間距離50cmまで区別が可能です。

環境耐性の比較

mmradar camera Lidar
ミリ波レーダー カメラ LiDAR (ライダー)
雨や霧、スモッグなどの視界不良にも左右されず、トンネルや車のハイビームなど急激な明るさの変化にも影響を受けづらい 夜間や逆光に加え、霧やスモッグなどの悪天候の場合に検出能力が低下する ガラスなどの透明体の検出が難しく、雨やホコリなどの小さな粒子に反応してしまう

応用例


重機への接近検知アラーム
重機にとりつけたレーダーにより対象距離を検知。距離に応じて異なる信号で接近を知らせます。


クレーン、車両等との衝突防止
トランスファークレーン下部に設置したレーダーにより物体を検知。視界不良エリアでの衝突を防ぎます。


船舶の着岸・着桟支援システム
桟橋・岸壁側にレーダーを設置。船舶との距離を検知することで、着岸・着桟時の接触事故を防ぎます。


交通監視システム
高速道路の路側に設置し、高い位置から交通量計測(台数や速度)や突発事象(渋滞・逆走など)を検知。交通監視を行います。

仕様

型式 OSA-RACD-24TDF OSA-DH-BC6 OSA-79G-AL OSA-77G-AL RAD-24G-3(参考出品)
用途(例) 重機への接近検知アラーム クレーン衝突防止 重機への接近検知アラーム ドローンへの接近検知アラーム 着岸 / 着桟支援システム
周波数 24.15GHz 24.15GHz 79GHz 77GHz 24.15GHz
検出距離 5M , 3M , 1.5M 23M , 10M , 6M ~30M 
※但し、人物では10m付近まで
~160M 
※但し、人物では40m付近まで
~250M
レーダー角 H:100 , V:20 H:5 , V:20 H:100 , V:30 H:80 , V:12 H:20 , V:5
距離精度 0.1M 0.1M 0.1M 0.5M 0.5M
同時検出数 1 1 最大 10 Object 最大 10 Object 1
出力形式 3警報音ブザー 3接点出力 UART/CAN UART/CAN RS-485
速度検出   -   -   〇   〇   -
加速度検出   -   -   〇   〇   -
入力電源 DC 12~24V DC 12~24V DC 12V DC 12V    
消費電力 1.5W 2.4W 1.92W 1.92W