RTF800 2周波 RTK-GNSS受信機
商品について
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RTF800は、シンプルな機器構成でセンチメートル級精度の測位を実現する2周波RTK-GNSS受信機です。セプテントリオ社のGNSSモジュール『mosaic- CLAS』を採用し、独自のAIM+技術によりジャミング、スプーフィングへのセキュリティ強化を実現しています。
お知らせ
NEWS:JSIMAにて生産性向上要件証明書の取得が可能になりました(2024年6月)
特 徴
さまざまな利用シーンでパフォーマンスを発揮
RTF800は、さまざまな業種・用途での利用を想定しています。
土木建設・海洋工事 | ICT土木施工、i-Constructionにおける施工機械及び海上工事における施工機械のガイダンス・施工記録 |
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重厚長大産業 | 工場屋外の運搬車両、フォークリフト等の移動体管理 |
インフラ | 電気・ガス・水道・道路・鉄道・橋梁等、公共構造物の資産管理、埋設物への位置誘導、メンテナンス記録などにおける計測 |
不動産業 | 土地管理における計測 |
各種調査業 | 農地、山林、水産、環境関連の各種計測調査業務 |
農業、林業 | 農業機械、林業機械ガイダンス、マシンコントロール等 |
レジャー | 芝刈り機、ゴルフカート、特殊車両等の移動体管理 |
センチメートル級測位
RTF800は、従来の測量用RTK受信機と比較して、コストパフォーマンスに優れます。水平精度で± 2cm 以内、高さ精度で± 3cm 程度、測位間隔は最大10Hzでの測位が可能。独自フィルタを搭載したマルチアンテナ「AR270」と組み合わせることで、最大のパフォーマンスを発揮します。
定点観測(24時間)
ジャミング、スプーフィングへのセキュリティ強化
セプテントリオ社のGNSSモジュール『mosaic-CLAS』を採用。
独自のAIM+技術によりジャミング、スプーフィングへのセキュリティ強化を実現しています。
CLASに対応
出典:みちびきウェブサイト
CLASとは
CLASとは、Centimeter Level Augmentation Serviceの略。国土交通省国土地理院が全国に整備している電子基準点のデータを利用して電子基準点を用いて補正情報を計算し、現在位置を正確に求めるための情報(センチメータ級測位補強情報)をみちびきから送信します。
センチメータ級測位補強を送信するL6D信号は、GPSから配信している信号ではないため、専用の受信機が必要になります。
BLOG:みちびきのCLASとは?
準天頂衛星を経由した高精度測位の仕組みやRTKとの違いを解説
従来のDGNSSと比較し測位精度が大きく向上します
CLAS(シーラス/Centimeter Level Augmentation Service)とはQZSSを利用してセンチメータ級の位置精度を得るための測位補強情報を送信するサービスです。
CLASの補強情報を受信
準天頂衛星(みちびき)から配信される補強情報「CLAS」を無料で受信できる専用機『CLAcanS』を活用することで、ランニングコストを抑えて高い位置精度を取得できます。
IP65防水防塵
悪環境での利用を想定。粉塵の進入を防ぎ、全方向噴流でも動作。衝撃や不意な落下にも耐える安心設計。
※GNSSの特性上、空の開けた屋外の使用に限られます
※コンクリート床面に1.5mの高さから落下、アカサカテック環境にて検証
電池駆動 いつでも電池交換可能
RTF800は、一般的に市販されている単3電池4本で利用が可能。単3型充電バッテリーにも対応。
※外部電源での動作も可能
オプション
SmartMate(クラウド型GNSS計測アプリ)
スマートフォンアプリ「SmartMate」およびクラウド型空間マネジメントシステム「regolith」をオプションで提供。「単点計測」「逆打計測」「測線計測」の計測モードを搭載。タブレット上のシンプルな操作で高精度に計測ができ、計測データは自動でクラウドに同期して、各種データ形式でエクスポートが可能です。
活用事例のご紹介
弊社が提供する『2周波RTK-GNSS受信機』および『クラウド型GNSS計測アプリ』の活用事例として、石川県小松市に本社を構える株式会社吉光組さまに、災害復旧現場での導入事例をインタビューさせて頂きました。
従来作業がどう変わったか、どのような基準でICT機器を選定しているか、AKTの印象などについて、ざっくばらんにコメント頂いております。是非ご覧ください。
Youtube リンク
https://youtu.be/1BpnMU-F1_U
仕 様
受信信号 | GPS: L1 C/A, L1C, L2C, L2 P(Y), L5 GLONASS: L1 C/A, L2C/A, L3, L2P BeiDou: B1I, B1C, B2a, B2b, B2I, B3I Galileo: E1, E5a, E5b QZSS: L1 C/A, L1 C/B, L1C, L2C, L5 |
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精 度 | RTK 0.6 cm + 0.5 ppm |
受信チャンネル数 | 544チャンネル |
コールドスタート時間 | <45s(ただし受信環境に依存) |
更新レート | 最大10Hz |
フォーマット | NMEA 0183 RTCM v2.x, v3.x (MSM messages を含む) CMR v2.0、CMR+ (CMR+ input のみ) |
OS | Windows10 IoT Core |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410c ARM Cortex A53 core 1.2GHz |
メモリ | RAM : LPDDR 1GB, ROM : eMMC 8GB |
表示機能(LED) | バッテリー状態、GNSS受信状態 Wi-Fi状態、Bluetooth通信状態 |
対応無線規格 | Wi-Fi : IEEE802.11 b/g/n Bluetooth : BT4.0(BR/EDT +BLE) |
インターフェース | RS232Cシリアルポート ×2 |
寸 法 | 110mm(W)×142mm(H)×40mm(D) |
重 量 | 332g(受信機本体のみ·電池を含まず) |
外部電源範囲 | DC : 9V ~ 36V |
電池稼働時間 | 4時間 |
防塵・防水保護等級 | IP65 (専用キャップで覆われている場合) |
動作温度範囲 | -20℃~60℃ |
湿 度 | 非凝縮相対湿度95% |
耐衝撃性能 | コンクリ-トフロア1.5mの高さの落下 |
外形図 (mm)
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