活用事例
市場導入実績No.1!『GPMate-ECHO』の納品に密着
GNSSを用いた深浅測量システム
GNSSを用いた深浅測量システム『GPMate-ECHO』の納品に密着しました。製品を導入するにあたり、どのようなセットアップや工程が必要になるのか。GPMate-ECHOの製品説明とともに、2日間の様子を簡単に紹介します。
- 建設業向け
一日目 商品説明とセットアップ
計測用PCにGPMate-ECHOをインストールし、GNSSと音響測深機のデータ受信の設定などを行います。現場ごとに必要な設定が異なるので、実際に利用するシーンに合わせて設定を進めます。簡単な操作手順になっていますが、ご要望があればマニュアルをみながら一つ一つ操作説明をさせていただきます。
バーチェック用具・音響測深機を作業船に設置するための準備を行います。また、計測用PCを置ける台も準備します。機器に電源供給するバッテリーの充電も忘れずにしておきましょう。これで1日目は終了です。
二日目 機器の設置・計測準備
今回はRTK-GNSSによる計測を行うため、既知点に基地局を設置します。
(VRSによるネットワーク型RTK-GNSS計測を行う場合は、基地局設置が不要になります)
作業船に、GNSS受信機、計測用PC、測深機、バッテリーを設置。GPMate-ECHOのGNSS自動セットアップ機能を使って設定を行なうので、面倒なGNSS設定は必要ありません。
音響測深機で正しい深度を計測するために、バーチェックと呼ばれる作業を行い測定値の補正をかけます。ソナーから垂直方向に円盤状の碇を沈め、1m刻みで深さ測定して、補正値として音響測深機に設定していきます。
二日目 実計測から出力まで
測定用PCにインストールされたGPMate-ECHOを使って、深浅計測を行っていきます。
予め陸上で設定した測定断面を選択し、測線上に作業船を移動します。GPMate-ECHOでは、測線からの位置のズレ量を音声でガイダンスしてくれるので、音声に従って作業船を操船するだけで、自動的に測深データを記録していきます。
GPMate-ECHOでは、測線計測時 設定した距離で自動的に記録紙にカット線を入れるので、記録紙への手動カットが必要ありません。また、カット線には測線名称とカット線のマーク番号が自動で印字されます。ソフトの操作は「記録開始」「記録終了」のみ。難しい操作は一切必要ありません。
出力処理
事務所に戻り、測量データを座標SIMA・横断SIMAで測量CADシステムに取り込み、成果物を作成します。GPMate-ECHOでは、作業船の航跡・測深値をビジュアルに再現し計測状況を確認することができます。
今回使用された製品
製品紹介
GPMate®- ECHO(ジーピーメイト・エコー)は、GNSSの位置座標と音響測深機の測深値を時刻同期して、自船位置の深さをリアルタイムで表示・記録する 海岸、航路、河川、ダムなどで利用可能な深浅測量システムです。深浅測量だけではなく、旗入れ、浮標灯、漁礁設置などの目標点誘導にも使用可能です。