AKT | アカサカテック|GPS/GNSSを活用した船舶・建設・情報化施工システム

BLOG

陸上ICT

運行管理システムとは?メリットや機能・特徴など土木建設企業向け製品を紹介

土木・建設業や運送サービス業などにおいて広く活用されている『運行管理システム』。
 
本記事では、運行管理システム導入のメリットとともに、AKT製品『VasMap(バスマップ)』が選ばれる理由についても触れています。業務におけるコスト削減や効率化に向けて、ぜひ参考にしてみてください。

  • 建設業向け
  • メーカー向け
  • インフラ保全業向け

運行管理システムとは


  
運行管理システムとは、土木・建設業や運送サービス業などで広く活用されている情報システムのひとつです。運行計画の作成・管理、必要となる車両の手配などを情報システムを介して行うことで、業務の効率化や安全管理を支援します。
  
運行管理者の業務を補助する、自動車道路の渋滞を避けてCO2 排出量を削減する、運転の履歴を残して安全運転に向けた指導をするなど、さまざま目的に応じたシステムが提供されています。

運行管理システムの機能


 
一般的な運行管理システムとして、以下のような機能が挙げられます。
  
・運行管理機能
・配車管理機能
・安全運転管理機能
・動態管理機能
・日報・運転手台帳作成機能
・分析・レポート作成機能
   
運行管理機能では、データベースを元にルートや所要時間の確認が瞬時に行えます。また、配車管理機能を用いて効率的な配車手配を実行することで、必要な運転者を最小限度に抑えコスト削減も可能となります。安全運転管理機能により運転者の癖や特性を把握できれば、データをもとに適切な指導を行え効果的な安全対策にもなります。
   
刻々と変化する道路状況に応じて、渋滞や事故の情報を取り込んでルート修正を行うための動態管理機能や、走行距離やガソリン残量などの日報作成、運転手台帳作成を管理できる機能などもあります。分析・レポート作成の機能を活用して面談を行えば、運転手の業務の見直しもできるでしょう。

運行管理システムを導入するメリット・デメリット


    
運行管理システムを導入する上で知っておくべきメリットやデメリットについて解説します。
    

導入するメリット

   
運行管理システムを導入する主なメリットとして、以下の3つが考えられます。
  
・安全対策になる
・業務を効率化できる
・コスト削減が見込める
  
  
1つ目のメリットは、安全対策としての効果が期待できる点です。運転者の急発進やスピードオーバーなどもシステム上で確認できるため、客観的に運転技術を見直す機会を設けられるでしょう。
  
2つ目のメリットは、業務の効率化が図れる点です。運転管理システムを導入することで、道路状況に応じた最適なルートや配車の管理に加えて、日報管理など様々な機能を利用できます。そのため、これまで人の手を必要としていた業務の効率化が可能となるでしょう。
  
3つ目のメリットは、コスト削減が見込める点です。データベースを元にした迅速な管理を行うことでコストの削減が実現でき、結果的に業績アップにも繋がります。
  
 

導入するデメリット・注意点

  
運行管理システムの導入によるデメリットとして、社内環境を整備しなければならない点が挙げられます。これまで人の手で行っていた業務をシステム管理することから、新部門の設立や人事異動が必要なケースも考えられます。会社内で混乱を招くリスクを減らすためにも、社内の環境整備を早めに進めておくとよいでしょう。
  
また、実際にシステムを充分に使いこなせるのかという点にも注意が必要です。業務を効率化するための多くの機能が備わっていますが、スムーズに使えなければ導入の意味がないばかりか、社内で反発が生じる恐れもあります。そのため社内での管理システムの立ち上げにあたっては、業者サポート体制も重点項目として念頭に置いておきましょう。
 
これらは、システムを他社のものから切り替える際にも生じる可能性があります。目的を明確にし、導入のメリット・デメリットを実務者と共有したうえで検討する必要があります。

業界によって効果的なシステムが違う


   
運行管理システムは、業界によって必要になる機能やサービス内容が異なります。そのため、業務内容や用途に応じたシステムを選ばなければなりません。以下の表は、「鉄道」「運送」「土木・建設」と3つの業界で使われる運行管理システムの特徴について記載しています。
  
  
表 業界ごとの運行管理システムの特徴

土木建設業向けの運行管理システム『VasMap』をご紹介


   
AKTが提供する運行管理システム『VasMap(バスマップ)』を紹介します。
  
  

『VasMap』 工事用車両運行支援システム

NEITS登録番号:QS-160016-VE

工事用車両のリアルタイムな動態管理が可能なシステムです。業務中の車両の現在位置、走行速度、積載状況等を記録・共有し、日報や報告の作成も自動で行えます。この他、メッセージの送受信機能や、音声によるドライバーへの注意喚起等を備え、業務効率化と安全運転をサポートします。

VasMap:製品詳細を見る

     
    
車載端末側機能
VasMap 車載端末側の主な機能は以下の通りです。
 
表 VasMap車載端末機能
 
    
  
事務所側機能
VasMap 事務所側の主な機能は以下の通りです。
  
表 VasMap事務所側機能
   
 
   
オプション機能
上記の標準機能以外のオプションは以下の通りです。
   
表 VasMapオプション機能
  
DMSやドラレコ機能、運転注意力補助などのほかに、合材の温度管理や積載重量の管理などが行える土木・建設業に特化したオプション機能を用意しています。

運行管理システム『VasMap』が選ばれる理由

   
車載端末
   
VasMapが多くの現場で採用頂いているのには理由があります。
以下の項目では、VasMapが選ばれている理由を4つ紹介します。
   
・ドライバー操作が不要である
・他社とのデータ連動が可能である
・日本全国で多数の採用実績がある
・NETIS登録製品である(VE評価)
  
  

ドライバー操作が不要

  
現場への発着の際においてドライバー側の操作が一切なく、全てシステム側で自動判定を行います。そのためドライバーは端末の電源を入れるだけでよく、集中して業務に取り組めます。ヒューマンエラーが起こりづらくドライバーへ負荷がかからないことが、VasMapの大きな特長のひとつです。
   
  

他社とのデータ連動が可能

   
他社システムとデータ連動できることで「いつ、どこの材料を、どのような状態で、どれだけ、どこに」のような情報を加えることができ、トレーサビリティ化をサポートします。土木・建設の現場では、複数の工事業者でひとつのプロジェクトを遂行することも少なくありません。そのため、他社とデータを連動できることで、より効率的な工事の進行が期待できます。
 
  

全国で多数の採用実績あり

  
VasMap は、日本全国で数百現場の採用実績があり、常時3,000台程度が稼働しています。
有難いことに「技術提案の資料でみた」「他現場で使われていた」などのお声を頂く機会が少なくありません。実際に多くの現場で採用されているという実績により、大きなアドバンテージを得ています。
  
   

NETIS登録製品(VE評価)

   
NETIS登録製品であることも、VasMap が選ばれる理由のひとつです。
NETISとは、国土交通省が運営する「革新性の高い新しい技術を集めた新技術情報提供システム」です。このNETISでVE評価を得ているため、技術が活用効果を評価されているというお墨付きとなり、導入の後押しとなっています。
  

BLOG: NETIS(新技術情報提供システム)について解説!

まとめ


    
運行管理システムを導入することによって、業務の効率化やコスト削減、安全対策に活用できるなど多くのメリットがあります。しかし、導入にあたっては事前の職場環境の整備やサポート体制の確保などの注意が必要です。
  
また、土木・建設や運送、鉄道など利用する業界によって効果的なシステムは異なります。業務に特化した運行管理システムを用いることで、より効率的な業務遂行が可能となります。
  
土木建設業向けの運行管理システムをお探しの場合は、ぜひ一度お問い合わせください。
    

各製品カタログをダウンロードする

関連記事

pagetop